
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方 [ 渡部 清二 ]
今回は【会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方】を読み、
日頃企業分析する際に実際に気にしている4つの点を解説したいと思います。
ズバリ!!
- 4年で売り上げが2倍になっているか?
- 営業利益率が10%以上になっているか?
- オーナー経営であるか?
- 上場5年以内であるか?
- おススメ
全てを見極めるのは難しいので、少しづつでも身につける。
また、気にするだけで見方がガラッと変わりますので、
ぜひ最後まで確認し、参考にしてみてください。
4年で売り上げが2倍になっているか?
10倍株を探すうえで必要なのは
企業が急成長しているかどうかです。
そこで確認するための方法は
・1年で20%の増収率があるかどうか。
更に突き止めると
・4年で売り上げが2倍になっているかどうかとなります。
まず、増収率は四季報に乗っていませんが
株探等で確認できます。
増収率 計算方法
増収率%=(今期売り上げ予想÷前期売上高)×100-100
で増益率を求めます。
前期の売上高に対しどれだけ増えているか、
つまり前年比何%増になっているかを確認します。
まず、1年で20%伸びているか確認します。

上記参考企業で計算を行いますと、
今期予想が83,000【百万】で前年比ですと70,248【百万】になります。
したがって
( 83,000【百万円】÷ 70,248【百万円】)×100-100 |
=18.15%【増益率】 |
+18.15%が増収率となります。いい伸びをしています。
またさらに増収益が持続しているか
確認する方法が4年で売上高が2倍になっているかです。
4年前 売上高 21,252【百万円】
今年度 売上高 83,000【百万円】なので
約3.9倍になっています。
気になる銘柄の売上高は上昇しているか
確認する際の目安にしてください。
2. 営業利益率が10%以上になっているか?
次に確認するのは企業の稼ぐ力があるかどうかです。
実際に
企業が売上高から売上原価と
人件費・販売管理費を差し引いたもので
本業の儲けを表します。確認する方法は
営業利益率です。四季報等に乗っていませんので、
自分で計算する必要があります。
営業利益率 計算方法
営業利益率%=営業利益÷売上高×100

上記参考で計算すると
営業利益27,000【百万円】で売上高83,000【百万円】ですので
27000【百万円】÷83000【百万円】×100 |
=32.53%【営業利益率】 |
32.53%が営業利益率になります。
営業利益率は7%が企業の平均値ですので、
10%以上の営業利益率は優良と認識してよいでしょう。
3.オーナー経営であるか?
右肩上がりの企業に共通点があるところは、
オーナーが筆頭株主もしくはオーナーの持ち株会社であること。
【持ち株会社例、ウォーレンバフェットの経営するバークシャーハザウェイ】
なぜならトップの意見の反映修正や、増設等のレスポンスが早くなるためです。
4.上場5年以内であるか?
新しい企業には将来性がある。
2007~2017のデータで10年前との比較で
10倍株になった銘柄のうち
上場5年未満61%
・オーナー経営80%という結果があります。
時価総額が100億円に未満の企業も6割はいっています。
時価総額で低いと上がる見込みが
大いにありますから、確認しましょう。
5.おススメ
これらはあくまで参考ですが、
探すうえではなかなか良い指標になると考えます。
上記でもお伝えしましたが、
また他にも増収増益したほうがよい。
他にもROE・ROAの指標等も
まだまだあります。
別の機会に投稿しようと思います。
何か不明点・気づき・気になった事がありましたら、
気軽に相談ください。
今回参考にした資料は↓
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方 [ 渡部 清二 ]
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